2009年06月18日

ああ がんばってるのに


一昨日は、
自閉症で、市内の通所授産施設の
働き場に通っている
人をほぐしました

ああ がんばってるのに

その人は「自閉症」という生まれついての病気で、
知的な発達も遅く、また
人とのコミュニケーションのとり方に自分なりの「納得」を必要とします


自分の気持ちと折り合いをつけながら
不慣れな仕事にがんばっています



最初、ほぐしやに来るのは嫌がってたそうです
そりゃ、そうです
初めての人、初めてのところへの緊張は
彼への最悪なストレスになるから


でも、勇気を奮い立たせて
ほぐしやにやってきました、エライ


そして15分後


その人は
爆睡
してました

長くはできないと思ってましたが60分間のうち
30分は
爆睡してました。


下半身とパンパンに張ってたので無理もないことでしょう
背中がゴリゴリしてました、緊張に耐えてるんでしょう
勤務先への行きかえりは歩きとバス
そして、立ち仕事
ようがんばってます
ほんとに







でも






その人の時給は






メチャ安ですicon




効率が悪いからだそうです。
できないことがあるからだそうです。



通所授産施設の働く場所で効率を求めるってのは
どうなんでしょう
知的な遅れもあるその人に
できないことが多いから、という理由を
突きつけることは、どうなんでしょう



ああ



 


同じカテゴリー(知的障害を持つ子供の親として)の記事画像
知的障害ある息子の自死 「バカなりに努力しろ」メモに
ほぐしや チャリティバザーへぜひお越しください。
ほぐしや ひまわりの家で餅つきました。
ほぐしや スペシャルオリンピックス地区大会ありました
ほぐしや 映画「幸せの太鼓を響かせて」ぜひ見てください。
ほぐしや せっけん工房さくら親児会開所式
同じカテゴリー(知的障害を持つ子供の親として)の記事
 知的障害ある息子の自死 「バカなりに努力しろ」メモに (2017-05-09 14:50)
 ほぐしや チャリティバザーへぜひお越しください。 (2012-03-23 00:18)
 ほぐしや ひまわりの家で餅つきました。 (2011-12-24 11:12)
 ほぐしや スペシャルオリンピックス地区大会ありました (2011-12-08 00:27)
 ほぐしや 映画「幸せの太鼓を響かせて」ぜひ見てください。 (2011-08-05 12:24)
 ほぐしや せっけん工房さくら親児会開所式 (2011-07-18 00:03)

Posted by ほぐしやのぶさん at 18:40│Comments(6)知的障害を持つ子供の親として
この記事へのコメント
のぶさーん
おつかれー
ほんと、あったまくるなー
誰の為の事業なんでしょーか 
某〇〇さん(笑) (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
時給やすくたって、安心で、安全で、リラックスできて
何より、楽しく、将来の生き甲斐となるよーな
居場所であってほしいもんです
さあーのぶさん少しづつでも
さくら親児会で追求して行きましょーえー \(^o^)/ chichi
Posted by さくら親児会さくら親児会 at 2009年06月18日 19:09
うちは、これよりもっともっと少ないです。
でも、楽しくて、生き甲斐のある仕事だと思って通わせていますし、
本人も毎日休まずに通っています。
僕たちがリタイヤしたら厳しいなと思いますが、自分の目の前の
仕事が重すぎて何もできません。
Posted by ワタナベ なしかワタナベ なしか at 2009年06月19日 03:36
自給・・・・
多分家の子はまだ良い方なんでしょうね
でも施設に行かせてもらうお金払うと彼の賃金は・・・・・
生活出来るものではありません
この不況で実習もなくなりました
Posted by 李楽園李楽園 at 2009年06月20日 09:52
chichiさん  
夕べはありがとうございました  またご一緒しましょう

時給、自立  と
安心で、安全で、リラックスできて何より、楽しく、将来の生き甲斐となる生活

どうにか、なんかして両方が成り立つようにならんですかねぇ


ワタナベ なしかさん  お久しぶりです
「生き甲斐のある仕事だと思って通わせています」
そのままだといいんですが、選択肢が少ない分
他がないから、という理由でいろんな方面の「なすがまま」に
流されている方もいます

chichiさんによく言われます
今、親がせんでいつするんか と
とても厳しく難しい問題ですが、ほぐしや反論できません
わずかなことでも、子供のためになると思うことを
やり始め、続けることだと思っています


李楽園さん お元気でしたか 
小理屈を言えば、「福祉」というのであれば
不況だの、何だのの時に真っ先に切られるなんておかしいんです
生活保護が「不況」で減額されたなんて聞いたことがありません

子供たちへの福祉は、裏を返せば「お情け頂戴」だけになっていることの
多さの現われなんだとも思います

本当に、経済で勝負し自立してやっていくには
行政や企業化と対等にケンカできる能力をもった親が
携わっていくことが必要だと思いはじめています
Posted by ほぐしや のぶさん at 2009年06月20日 15:18
本文と関係ないかもしれませんが・・・

ワタシが昔働いていた職場にも
身障者の方が入社してまして
ワタシはコミュニケーションの為にとゼリーや寒天なんかを作って
差し入れしてたら
「言いにくいんだけどつばきさんに強烈に好意を持った方がいるのでやめて欲しいんだよね・・・」
って指導者の人に注意を受けたことがあります。
納得できませんでしたが自粛しました・・・

あれから7年ほど経ちますが今でもその身障者の方と
コンビにで会ったりするとあちらの方から
満面の笑みで声を掛けてきてくれます。
それがとても嬉しいんです。
Posted by つばきつばき at 2009年06月23日 14:03
つばきさん  ありがとうございます

多分、その障害をもった方は「男性」なのでしょう
人の優しさをまともに受け止め、まともに返すので
「強烈な好意」になり、またはそのように見られたのでしょう。

成人に近づき、成人以上になると「距離感」の取り方が判らないだけに
難しい問題です

でも、上手にお付き合い?してくださっているようで
ほぐしやとしてもうれしいです。
Posted by ほぐしやのぶさんほぐしやのぶさん at 2009年06月23日 15:10
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。